投手は「四面楚歌」!?チームメイトからのプレッシャーに負けない投手を目指せ

こんにちは、Yです。

投手が試合で「ツラい」と感じるのは、負けている時のチームメイトからの無言のプレッシャーです。

負けている時、励ましの声かけもありますが、発するオーラが励ましてないことがひしひしと伝わってくることがあります。

チームが負けている時なら仕方がありません。

野手にはどうすることもできないのですから、主な原因である投手に怒りが向くのは理解できます。

そうなった時、あなたは相手チームだけでなく、チームメイトからもプレッシャーを受けることになるのです。

もちろんチームメイトの気持ちは理解できますが、それを真に受けていてはあなたの「こころ」がもちません。

試合での勝ち負けの責任の大部分は投手にありますので反省することは必要ですが、必要な反省をしたらあとは必要以上に気に病む必要はありません。

なぜなら、チームメイトはいちいち細かい試合内容を覚えていませんし、気にしていないのです。

ネガティブなことは考えず、自分がより良くなることだけを考えて練習すればいいのです。

今回は、チームメイトからのプレッシャーに関する記事を書きました。

☞自分でメンタルが弱点だと感じている方
☞メンタルトレーニングの方法を知りたいと思っている方

は是非最後まで記事を読んでみてください。

目次

自分だから勝つという自信

「自分だから勝てる」と自分に自信を持つことはとても大切です。

自分に自信のある投手と自分に自信の無い投手では投球に明確に違いがでてしまいます。

自分に自信を持てない投手が勝てないのは、自信のなさが投球のところどころに現れるからだと思います。

☞ストライク・ボールがはっきりする
☞ストライクのコースが甘い
☞インコースに投げることができない
☞ランナーが出ると動揺する

自信を持つと言っても一朝一夕でできるものではありません。

中には既に自分に絶対的な自信をもっている選手もいたりしますが、自分に自信をもてない選手の方が多いのではないでしょうか。

極論の解決策としては、

徹底的に練習する

に尽きると思います。

時間だけでなく、叱責や練習内容も徹底的に自分にとってつらい環境で練習することで、強いメンタル、自信を持つことにつながるのではないでしょうか。

私が過去に出会った自信に満ちあふれた選手は、

とにかく自分に自信がある選手
だれに対しても態度が大きい選手
ポジティブで失敗を全く気にしない選手
練習を心から楽しんでいる選手
こだわりをもっている選手

もちろん、結果を出していました。

自信を持つことで練習も試合も楽しくなりますし、楽しくやっていれば自然と結果が付いてきますので、自然と良い流れを生むことになるのです。

ライバル投手の分析は必須

チーム内のライバル投手の良いところ、悪いところは常に分析して把握することが大切です。

チーム内でライバル投手にあって、あなたにないものを把握することができれば、あなたのとるべき行動や課題が見えてきます。

課題が明確になれば練習への取り組み方がわかってきます。

一つ一つ自分の課題を克服していけば、あなたのピッチャーとしての自信も強固なものとなっていくはずです。

なにより

「分析をする」

ことがとても大切で、考えること・頭を使うことで野球レベルが向上します。

試合の振り返りなどで分析能力を日頃からつけていると、振り返り考えることに抵抗がなくなり、1試合1試合が学びを得る貴重な機会になります。

自分がなぜ負けたかを考えることは気の重い作業です。しかし分析することで、自分の活路を見いだすこともできるかもしれません。

私が高校入学した頃、当初内野手希望で練習していましたが、同学年のレギュラーにまったく歯が立たず、自分がなぜ負けるのかを考えたことがあります。

守備について

フットワーク・グラブさばき・瞬発力はこちらに分があると思っていましたが、身体の柔軟性・キャッチング・試合での経験値・腕の長さは相手に分があると感じていました。

打撃について

長打力・ミート力などの打つ力は相手が上。制球眼・バントの技術はこちらが上だと分析していました。

走塁について

スタート・思い切り・スピード・瞬発力・牽制球については全般的にこちらが上だと感じていました。

これらの分析から、ライバルは打撃力によるアドバンテージが大きく、その部分を買われてレギュラーになっているのだと考えていました。

私は打撃面でのビハインドを克服することでレギュラーを奪取できないかと考えました。

そこで目をつけたのがバントでした。そこから意識的にバントの練習を多くこなし、精度を向上させることで、

「あいつはバントができる」という評価を手に入れました。

チームでの明確な役割を手に入れることできたことで試合で使ってもらう機会が増えました。

結果、たまたまレギュラーが抜けた別のポジションのレギュラーを獲得することができました。

自分の負けを考えることで、自分に足りないことを考え、チームに足りないかを考えることで、チームに足りないことを補える強みを知ることができるかもしれません。

それはあなたにとって大きなチャンスになります。

まさにピンチはチャンスです。

球速や球種の精度が同じでも自分よりもライバルが選ばれた場合には、その原因を分析して次は自分が選ばれるように対策を考えなければあなたは引退するまで控え投手です。

次勝つためにどうするかをしっかり考えるためには、普段からライバルを観察し、しっかり分析をする癖をつけ、分析力を養うことが大切です。

チームメイトのヤジを力に

チームのコミュニケーションが良好であれば、試合中の厳しいヤジもあなたの背中を押してくれます。

ヤジはあなたを成長させてくれますが、いきすぎたヤジや悪意のあるヤジは受け流すことも必要です。  

相手チームからのヤジは全く動じない選手でも、味方からのヤジには敏感に反応してしまうこともありますので注意が必要です。

チームメイトからのヤジで腹を立てたり、コントロールが乱れたりするような投手になってはいけません。

必要なヤジは素直に受け止めてあなたの成長の糧としてください。

素直に受け取るヤジ・受け流すヤジにうまく対処することが大切です。

こんなことがありました。

立ち上がり思うようにストライクが取れない場面でチームメイトから、

「ストライクをとれ!」「ビビってるのか?」「真面目に投げろ!」

といった厳しいヤジがありました。

一見チームメイトからのヤジとしてはつらい内容ですが、普段からコミュニケーションがとれているチームメイトなので私は、そのヤジを冷静に受け止めて、この試合以降、自分の弱点を「立ち上がり」として、認識することができたのでした。

特にお互いよく知った間柄の人間同士であれば、発せられる言葉も確信を得たものが多く、大変参考になるのではないでしょうか。

自分だけでは見つけることができない課題をチームメイトのヤジは気づかせてくれることがたくさんあります。

まわりからの反応を通して学ぶことも自分を成長させる上で大切な方法です。

是非無理のない範囲で、チームメイトからのヤジにも耳を傾けてみてください。

見方のミスを見逃すな

人はだれでも、自分を棚に上げて、他人に厳しくなってしまうものです。

前項でまわりからヤジを大切にすることをご紹介しましたが、一方的にヤジを受け止めてばかりいると自分の「こころ」がしんどくなってしまいます。

そのため、あなた自身をまもるすべも必要です。

適度にまわりに責任を転嫁してみるという方法も考えてみてください。

ヤジの本人が自分を棚に上げて他人ばかりに言うような選手であれば、そういった選手がミスした際にはしっかりヤジることで自分のストレスが抜けて「こころ」が楽になります。

「チームは一人のために、一人はチームのため」

大切な言葉です。

わたしも頑張る。あなたも頑張る。同時にチームの中であなたは尊重されるし、わたしも尊重される。

互いに頑張り、互いに尊重し合えるチームって素敵ですね。

あなたはが全てを抱え込む必要はまったくありません。

適度にガス抜きも必要なのです。

あなたの「こころ」がつらくなる前にしっかり対処すること大切です。

まとめ

・投手は野球にとって大切なポジションであるがゆえに責任が重いポジションです。時に批判の的になっていたりします。自分だから勝つという圧倒的自信を持つためには、徹底して自分を追い込んでみましょう。

・あなたがチームで悔しい思いをした時、ライバルに負けた時こそ、ライバル分析をしてみましょう。ライバルにあって自分にないもの、自分にあってライバルにないもの。自分強み、ライバルの強み。ピンチの局面こそ大きなチャンスが転がっています。諦めずに挑戦し続けてください。

・チームメイトからのヤジは、あなたを成長させてくれる貴重な存在です。普段からお互いに何でも言い合えるようなコミュニケーションを大切にしてください。そしてチームメイトからのヤジは金言として自分に役立ててください。

・自分のミスを棚に上げてまわりに厳しくなってしまう選手にはチームメイトとして厳しくアドバイスしてあげてください。あなただけが我慢するのではなく、お互い都合の悪いことも言い合える絆のチーム作ることが大切です。

投手を経験して思ったのは、やっぱり投手をやっていると「四面楚歌」になる時が必ずやってきます。

そのときに「こころ」が簡単に折れないように、普段からトレーニングを怠ることのないよう精一杯取り組んでください。

学生野球ができる期間は限られています。貴重な時間を大切に過ごしてください。

あなたの投手への挑戦を応援しています。

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