【投手必見】フィールディングにも柔軟性が必要な理由3選を解説

こんにちはYです。

投手には「柔軟性」が大切だとよく言われますが、なぜだかご存じですか?

身体が硬いとうまく力が伝わらないからです。

身体を柔らかく使うことで、

→細かいステップで捕球からスローイングまでをスムーズに処理できます

→下半身の力を上半身にうまく伝えて強い球を投げることができます

→瞬間的な打球反応にも柔軟に対応できます

「柔軟性」は投球にはもちろんフィールディングにも重要なのです。

今回はフィールディングにおける柔軟性の重要さに関する記事を書きました。

・フィールディングに柔軟性の必要性を知りたい方
・柔軟体操をサボりがちな方

は是非最後まで記事を読んでみてください。

目次

フィールディングの要は柔軟性

フィールディングに柔軟性が必要な理由は以下の3点です。

  • 打球処理する際に、打球へ駆け寄る時の細かいステップワークには柔らかい足の運びが必要
  • ボールを捕球後、しっかり踏ん張って下半身を使って投げるには柔らかい足腰が必要
  • ピッチャー返しなどの早い打球に瞬発力で反応し対応するためには、急な動作や衝撃に耐えることができる柔軟性が必要

柔軟体操をすれば肩の痛みがなくなると言いたい訳ではありません。

しかし、身体の柔軟性を高めることで、自分でも気づかないところで身体をうまく使えるようになっていることもあるのではないかと考えています。

以下の章でその理由をご紹介します。

ちなみに・・・
私は小さいころから身体が硬く、中学・高校では特に柔軟体操には意識して取り組んで来ましたが、3年間で身体が柔らかくなったと感じたことはあまりありませんでした。しかし、社会人になって、肩を痛めてボールが投げられなくなった時、自宅で風呂上がりに柔軟体操に取り組んだ結果、身体がすごく柔らかくなったと自覚があり、なお良かったと感じたのは、ボールを投げる際の肩の痛みがなくなったことでした。

打球処理にはステップワーク

投手がバントなどの打球を処理する場合、マウンドから捕球までのステップワークが重要です。

バント処理への対応の際には、

①打球速度を見ながら捕球位置を想定する。

②送球する塁を想定しながら、捕球位置まで素早く移動する。

③腰をしっかり落してそれまでの勢いを完全に殺した上で捕球する。

④まわりの声や処理に経過した時間などから送球する先を決定し、送球モーションに入る。

⑤しっかり踏ん張って送球する。

下半身を使ってストップ&ゴーをかけないと、捕球の時点で重心が高いとバランスを崩してサード側へずっこけてしまいます。

高校時代、練習のノックではマウンドに立ってシャドウピッチングからバント処理の練習をしていました。
練習ではある程度リラックスしているので問題なく処理できますが、いざ本番の緊張した場面での処理になった時は、焦ってしまってしっかり腰を落とせず、手投げですっぽ抜けたり、ショートバウンドになることがよくありました。

普段から柔軟体操を意識して取り組み、守備練習ではマウンドからの打球へのステップの練習に取り組んで打球処理のイメージをしっかり持っておくことが大切です。

手投げは×、下半身を使って投げる

捕球後、下半身が硬いとしっかり下半身を使えず、腕だけで投げるのいわゆる「手投げ」になってしまうことがあります。

手投げになるとコントロールの精度が下がり、ハーフバウンドになったり、暴投してしまう原因になります。

また、手投げで送球の勢いが弱いと、足の速いランナーをアウトにすることも難しくなったり、肩や肘への負担もかかりますので、将来的に肩や肘を痛める原因にもなります。

キャッチボールの際に足を使わず手だけで投げると少しコントロールの精度がわるくなるような気がしませんか?

練習では、リラックスして肩や肘の力が抜けて投げることができるので、暴投もそれほどおおくありませんが、ステップして投げるボールよりもコントロールの精度が悪くなったり、ボールに「伸び」がないと感じることがあると思います。
これが緊張した試合の中で上半身に力が入った状態で「手投げ」になると、確実にコントロールに影響がでます。

私は投手でも内野手でもこのような経験をしてきました。

・手投げになるといいことはありません
・下半身を使って投げることはとても重要です

打球に反応し身を守る

投手はサードと並んで打者から近い位置にいる選手だということを忘れてはいけません。

時には高速の打球が向かってくることもあります。

頭や顔に当たると選手生命に関わる怪我につながりかねません。

打球から身体を守るためには、投手自身が自分を守るしかないのです。

その手段として柔らかい身体をつくり、フィールディングの精度をあげることが重要です。

自身の身体を守るという観点からも柔軟性は必要です

高速の打球を処理する場合、身体が柔らかくないとうまくグラブで捕球できないことがあります。

例えば、ピッチャー返しで早い打球が右投手の右手側に飛んできた場合、
右腕はフォーロースルーで左半身側に流している中で、グラブの左腕を右半身側へ持ってきて打球へ対応しなければなりません。

身体が硬いと、この動作で、どこかの筋を痛めたりする可能性もあります。
最悪身体が反応できずに身体に打球があたってしまうこともあるかもしれません。

打球が向かってきた場合、

グラブでキャッチする → グラブやスパイクなどではじく → 打球をよける → 顔面や頭部や急所への直撃を避ける

打球の直撃を避け、投手の身体を守る意味でも、身体を柔らかく構えて柔らかく対応できるように投手は常に柔軟性をあげるトレーニングが必要だと考えています。

まとめ

打球処理に必要なステップ

マウンドから打球までの移動、踏ん張って勢いを殺し送球へつなげるためにはしっかり腰を落して勢いを殺すことが大切です。

手投げは×、下半身を使って投げる

下半身を使ってしっかりなげることで、強い送球・暴投を減らす・肩や肘への負担を軽減という観点から重要です。

打球に反応し身を守る

ピッチャー返しなどの打球の直撃を避ける意味でも柔軟性が重要です。

投球に柔軟性が必要なように、フィールディングにも柔軟性は必要です。特に難しい体勢からでも、下半身でしっかり踏ん張りがきかせられるように普段から柔軟体操に意識的に取り組んでみてください。また、守備練習や実戦練習では常に本番を想定して打球処理の練習に取り組むことが大切です。

あなたの投手への挑戦を応援しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次