恐怖のピッチャー返し。投手を襲う打球へ対応する方法。

こんにちは、Yです。

投手としてマウンドに立って、一番恐怖を感じる瞬間は強烈なピッチャー返しを受けた瞬間ですね。

本当に一瞬の出来事で金属バットが硬式ボールをとらえた甲高い音は強烈に耳に残ります。

あの音が恐怖を増幅させますよね。

ピッチャー返しへの反応はほぼ感覚的な動きだと思います。いわゆる体が勝手に動いたというやつです。

落ち着いて対応するには18.44mでは全然足りません。

この課題への攻略のヒントがないのかと言われれば、無いわけではありません。

今回はピッチャー返しへの対応に関する記事を書きました。

・ピッチャー返しにうまく対応できずに悩んでいる投手

・ピッチャー返しが怖くて瞬間的によけてしまう投手

是非、最後まで記事を読んでみてください。

目次

投げ終わりの体勢を作る

ピッチャー返しへ対応するためには、ピッチャー返しが来るという前提で、投球後捕球できる体勢を作ることが大切です。

一番大切なのは目線です。

目線をホームベースから切ってしまうとピッチャー返しに瞬間的に反応することはでできません。

投げ終わってフォロースルーから向き直って前を向くことが大切ですが、そればかりを意識して小さなフォームになってしまうと体重の乗ったボールを投げることができなく成ります。

また、投げ終わりに目線をホームベースにずっと貼り付けることは難しいと思います。

そのため、意識の中に「前をむく」ことを高い優先順位におくことが大切です。

まずは、現状を知ることが大切です。自分のフォームをビデオで撮影し、打球に反応できているかを第三者目線から確認することで自分の現状を知ってください。

そして自分には改善が必要だと感じた時は、意識して練習するのです。

例えば

①シャドウピッチング+ゲームノックで常に実戦を意識した投球フォームと体勢を作る練習

②シャドウ+近距離ノックで打球反応を上げる練習

など常に投球体勢を作った状態からノックを受ける事で、打球反応を上げることを意識して練習をしてください。

具体的な練習を重ねることで、無意識の中でもピッチャー返しへの対応が必要と身体に覚えされることができます。

意識できると自然投げ終わりでも打球への反応ができる体勢はできるはずです。

捕球できるかは時の運

ピッチャー返しを捕球できないからといって落ち込むことはありません。

打球への反応ができたとしても、全てが捕球できるわけではありません。する必要もないと考えています。

ときどきランナーに1つ先を狙えなくしたり、グラブに当てて勢いを弱めることで外野への抜けることが阻止できることくらいで十分、あとは内野手に任せればいいのです。

捕球できるかどうかは運の要素もありますので無理する必要はありません。

しっかり体勢を作って打球への備えをつくり、打球が来たときに、

①グラブを当てることができる

②よけることができる

くらいで十分なのです。”捕球できれば万々歳”で運が良かったのだと思うくらいの心構えで良いと思います。

どれだけ体勢を作っていても、足下を抜けていくこともあります。真横を抜けていくこともあります。高いバウンドをついて頭の上を越えていくこともあるでしょう。
打球は千差万別なので捕球できる時もあれば捕球できない時もあります。
その時に必要以上に落ち込んだり悲観したりする必要はありません。

ピッチャー返しはそういうものなのです。

どれだけ準備をしてもとれないものはとれませんし、捕れそうでも体をすり抜けていくこともあります。

そこで必要以上に落ち込んで自分のピッチングに悪影響を与えるようなことだけはして欲しくないと考えています。

怪我をしないことが第一

ピッチャー返しへの対応で一番大切なのは、怪我をしないことなのです。

打球をしっかり捕球できる体勢を作りますが、それよりも何よりも考えることはまず怪我をしないことを一番に考えてください。

投手の本業は投球です。

投球後野手として守備を行うことも大切ですが、投球ができなくなるような無理はする必要ありません。

むしろたった1プレーで後の投球に影響を与えるプレーはやってはいけないのです。

早いピッチャー返しなどに反応できることは必要なことですが、無理して捕球に行く必要はありません。

まずは自分が怪我をしないという前提で守備を考えてください。

早いゴロのピッチャー返しに対して足を出して止めたり、

利き手側に来たピッチャー返しの打球に利き手で直接キャッチしに行くようなプレーは絶対やってはいけません。

「そういった華やかなプレーは怪我に直結するからです。」

グラブでしっかり捕球できると判断できたものに対して捕球に行けば十分なのです。

それ以外は自分の体が守れているのであれば捕球を考えるが、捕球が難しそうなら手を出さないという選択肢を有効活用してください。

決して無理して捕球するようなことはしてはいけません。

焦らず慌てずキャッチボール

仮にピッチャー返しを捕球できても気を抜いてはいけません。

ミスは思わぬところで気を抜いていて起きるものなのです。

捕球後、ファーストまでのキャッチボールができてはじめて任務完了です。

それまで決して気を抜いてはいけません。

ピッチャー返しで捕球できると思っていなかったのに捕球できてしまった際は、少し気持ちが動揺します。

その動揺した気持ちのままファーストにスローイングしようとすると、おかしなことが起こっているということを理解し、慌てず焦らずファーストまでのスローイングをすることを心掛けてください。

 高校生の時、思わず手を伸ばしたら打球がグラブに入ってしまい、逆に少し気持ちが動揺してしまいました。
その時はランナーの走力からも時間にも十分余裕があるのに焦ってしまい、手投げで投げてしまったところ、指にボールがかかりすぎてしまい、ファーストの届かないところへ2バウンド送球になってしまったことがありました。その後大量失点につながるピンチの局面を作ってしまったことはしばらく落ち込んだことを覚えています。
 今思い返して見ると、捕球後、ワンテンポ落ち着いてまわりの状況を確認してからステップスローでファーストへ送球することができれば問題なく処理できていたものではありますが、苦い記憶として今でも思い出します。

ピッチャー返しを捕球できてしまった投手が動揺してしまった場合以下のことを心掛けましょう。

焦らず、慌てず、キャッチボールする

ということを心掛けることが大切です。

まとめ

投げ終わりの体勢を作る

ピッチャー返しへ対応するためには、あらかじめピッチャー返しが来るということを頭に入れて、投球後捕球できる体勢を作ることが大切です。

反応できるかは時の運

全ての打球に反応する必要はありません。ときどきランナーに1つ先を狙えなくしたり、グラブに当てて勢いを弱めることで外野への抜けることが阻止できることくらいで十分、あとは内野手に任せればいいのです。

怪我をしないことが第一

ピッチャー返しへの対応で一番大切なのは、怪我をしないことなのです。少々難しいボールには無理せず諦めることも大切です。

焦らず慌てずキャッチボール

仮にピッチャー返しを捕球できても気を抜いてはいけません。スローイングする際には「焦らず、慌てず、キャッチボールする」という考え方が大切。

本記事の結論としては、ピッチャー返しが上手く捕球できずに悩んだことがある人にもそれはまったく気にする必要がないと言いたいです。投手はまず投球で結果を出すことが大切なので投球術や変化球などの精度の向上に全力を注ぐことが大切です。

投手への挑戦段階では、打球に反応できる体勢は整えられるように意識しつつ、怪我をしないことを第一に心掛けて、テレビで見かける身体への負担がありそうな華やかなプレーは決してしないようにしてください。

あなたの投手への挑戦を応援しています。

  

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