こんにちは、Yです。
投手になったらまずは変化球を投げてみたいですよね。ストレートよりも変化球を投げる投手が投手っぽいしかっこいい。最近ではネットからたくさんの変化球の投げ方も学ぶことができます。知識はすぐに手に入るということです。
ですがちょっと待ってください。無茶をして投げすぎると肩や肘を痛めてしまう原因になりますので無理はいけません。肩や肘は一度痛めてしまうとその後の野球人生はその痛みをずっと引きずっていくことになります。これはかなりつらいです。
無理して身体を痛める前に、まずは変化球に関する基本的な考え方を少し押さえた上で、練習を開始してみませんか。
■変化球をもっと投げれるようになりたいと思っている方
■これから投手に挑戦したいと考えている方
是非一度記事を最後まで読んでみてください。
大切なのは握力と手首
変化球を投げるのに大切なのは握力と手首の力です。変化球のリリースの際、ボールをひねるあるいはぬく際に指先の細かいコントロールでボールにひねりを加えたり、指先に力を入れてボールをコントロールしながらリリースすることでとすっぽ抜けを防ぐことができます。
私が学生でフォークを覚えたての頃は、はじめは指を挟んだ状態からのリリースがままならず、学校や家でも常に指にボールを挟んでいました。野球ボールを指に挟むと慣れるまでは結構痛いです。慣れてくると自然にリリースすることができるようになり、投球練習を重ねることで、リリースの瞬間に指先に力を加えながら抜く感覚をつかむことができます。
試合などで後半になるにつれて疲労が溜まってくると、指先の力がなくなり、リリースの瞬間に力をいれることがうまくいかなくなり、低めに押さえてボールを投げることができなくなってきます。すっぽ抜けたフォークはちょうど打ちやすいボールでとても危険なため、なるべく投げないように気を付けたいですね。
はじめはネットスローでしっかり基礎作り
変化球を覚える時は、いきなり投球練習で投げる前に、ネットスローでフォームとリリースの確認をしてみることも有意義だと思います。
はじめて投げてみた変化球が意外にうまく投げられたりしと時は、気分もよくなり慣れない球種でフォームに負担をかけながら無理に投球練習をしてしまうことがあります。
例えばフォークを投げはじめた時は、まずは球を指にしっかり挟んでできるだけ体の前でリリースする練習が必要です。ブルペンなどでの投球練習ではそれがなかなか上手くいきません。すっぽ抜けてコントロールが定まらないことが多々ありす。そのためしばらくは肩・肘への負担も少ないネットスローでリリースのタイミングなどを練習することが有効です。一人で練習できるので、こっそり朝練するメニューにもオススメです。私もフォークの投げはじめた頃は、しばらくネットスローでリリースポイントを覚える訓練をしていましたが、これのおかげでリリース時に指先に力を加える感覚などは少し理解できたと感じました。
ネットスローはリリースの感覚をつかむトレーニングとしてや肩や肘への負担軽減に対して効果があると考えています。
是非一度練習に取り入れて見てはいかがでしょうか。
いつもよりも低めへ投げる意識
変化球は真ん中に入ると打ちこまれる危険性がありますので、変化球を投げる際には注意が必要です。しかしいくら注意していても思っているより浮いてしまうのが変化球です。そのため、投げる際はストレートを投げる時よりも低めを意識して投げることが大切です。
意識では低めと思っていても、リリースポイント次第で若干高めに浮いたりしてしまいます。経験上、低すぎると思ってリリースしても、案外バッター付近で低めのちょうどよい高さ付近になります。
そのため意識としては、
ワンバウンドになるかならないくらいを狙う ×
ワンバウンドになるくらいを狙って投げる ○
このくらい思い切った意識で投げてみることをオススメします。しかし、この割り切りがなかなかできずに低めのコントロールに苦しむ方は多いのでは無いでしょうか。私もその一人でした。是非思い切って投げることを心掛けてください。
できないものは無理しない
キレのある変化球は大きな武器になりますが、変化球にこだわり過ぎず、思うように投げることができない変化球について無理に練習して自分のものにする必要はないと考えます。
変化球はたくさん投げられればよいというものでもありません。自分にあった投げやすい変化球に磨きをかけて、ここ一番で空振りをとれる変化球へと昇華させることが大切です。投手の肩・肘は消耗品ということを意識してください。今痛みがないからといっても無理すればあっという間にガタが来てしまいます。これを意識してできるだけ肩や肘に負担がかかることは避けるという考え方が大切です。
あなたの得意な変化球で
①四球後のストライクがほしい初球
②確実に打ちに来ることが予想される0-2からの3球目
③追い込んでからの勝負球
このような1球1球が勝負となる局面で自身を持って投げることができますか?
中途半端な変化球を覚える前に得意な変化球を徹底的に磨き上げることを意識してください。
まとめ
- 大切なのは握力とリスト
変化球を投げる上で意識したいのは、握力とリストを意識的に鍛える努力をすることです。 - ネットスローで基礎作り
変化球を覚えたらまずはじめは、ネットスローでリリースポイントやフォームを確認しながら身体に覚えさせてください。 - いつもより低めを投げる意識
変化球はほとんど全ての球種が少し高めに浮きます。そのため低めに投げることを意識することが大切です。 - できないものは無理しない
たくさんの変化球がありますが、できないものを無理しない。このマインドがとても大切です。
変化球はもちろん投手にとっては大切な武器です。磨いて使える武器に昇華させることは大前提ですが、決して無理して覚える必要はありません。上でご紹介した考え方を大切にしていただき、キレのある変化球が投げられる投手になってください。
あなたの投手への挑戦を応援しています。
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